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2017年度 滝川消防署出初め式

      2017/05/02

この記事の所要時間: 240

新しい年がやってきて、古い年がまた去っていった。そして、消防や警察といった公共の安全にかかる機関はいつも通り、事あらばの精神で常に備えている。

滝川消防署による2017年度の出初め式が1月7日に滝川市文化センターで執り行われ、前田滝川市長の訓示を前に滝川消防署員と消防団員らは視閲を受けた。

大型はしご車が出初式の垂れ幕を盛大に掲示し華を添える。

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続いて執り行われた消防団員による梯子のり。

てっぺんで技を披露する団員も勇壮だが、下で梯子を支える支え手の技量にも目がいく。

団員らは手ではなく、鳶口を使って梯子を支えている点に留意。鳶口は江戸時代の火消しも使っていた消火用具であり、当時の「破壊消防」と火消したちの象徴とも言えるだろう。現在も消防の装備として一般的である。

言うまでもなく消防団員は普段正業に就き、いざことあらば分団ごとに災害現場へ駆け付ける非正規の公務員だ。各自治体に必ず編制されている地域防災の根幹的な存在とも言えるだろう。

昨年末には新潟県の糸魚川市でラーメン屋を失火元とする大規模火災が発生した。この火災で延焼した住宅などは150軒にものぼり、歴史的な街並みが無惨にも壊滅してしまった。出火原因は火元のラーメン屋による鍋のから炊きであった。

あろうことか、店主は空炊きのまま外出もしていたという。店主は失火から数週間後に新聞の折り込みで「失火のお詫び」を表明するも、一番迷惑を被ったであろう自宅が全焼した被災者の元へは新聞など届くはずもなく、その幼稚な失火原因も相まって一部ネット上では「被害者感情を逆撫でしている」という指摘もあったのが印象深かった。

滝川も対岸の火事ではない。昭和の頃に大火災「黄金町大火」が発生し、滝川消防署だけでなく、砂川消防署の吏員や陸上自衛隊滝川駐屯地の隊員も消火活動を支援している。なにより2015年にはあろうことか、滝川市長の自宅の隣に所在していた焼肉屋が突如として炎上するという火災が発生した。滝川消防署が全力で消火にあたったが同店および他社物件の倉庫が未明に全焼し、「北隣り」であった市長の自宅の外壁も黒く煤ける被害を受けるなどして大きく報道された。

火災の恐ろしさは一言では言い表せないし、自分が普段から注意をして失火を起こさずとも、ときには他人の失火に巻き込まれ生命や財産を失うこともある。

火災は初期消火が重要と言われる。自宅やオフィスには消火器が必須だ。

最後に面白い話だが、火災の消火で使用した消火器は、各地の消防協会で中身の薬剤の補充を無料でおこなってくれる制度がある。ただし、自身が失火の起因となる火災で失火者自身が使用した消火器については対象外。あくまでも近所の火事などで近隣住民が自分の家の消火器を使用して消火を手伝うなどの善意の協力が前提。自分が起因の火災は自分で初期消火に努めるという大原則をかんがみれば当たり前の話ではあるが。

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