滝川市長宅の隣の焼肉屋『楽しい煉屋』が失火で全焼!棟続きの隣の倉庫までガッツリ全焼させる!

2015年10月25日、滝川市に所在する焼肉店『楽しい煉屋』の店舗建物が営業終了後の『無人状態』で突然炎上し、全焼する大火災が起きた。

当時、消防ならびに警察は即座にどう判断し、テレビや新聞でどのように報じられたか。恐ろしい火災を現場写真と各ニュース映像を出典明記の上で引用し、筆者の考察を交えて批評としてまとめた。

これはけっして消防車を追いかけるような野次馬根性での記事ではなく、火災の概要ならびにその恐ろしさを考察し、それらを広く伝えるのが目的である。

そもそも今回の火災は放火と報道されていないため、そこに野次馬根性など入り込む余地は一遍も無い。

一体、当該店舗にあの夜何が起きたのか。年表から一切省かれてしまった史実を見ていこう。

『楽しい煉屋』の火災とは?

報道によれば、2015年10月25日、北海道滝川市本町2丁目の焼肉店『楽しい煉屋』は午後十時過ぎに閉店し、出火当時は「無人」であった。無人とは人がいない状態だ。すなわち、なんびとも当該店舗には事実上いなかったのだ。それを一般的に「無人」と呼ぶ。決して、この部分を忘れてはいけない。

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鎮火直後の当該店舗を正面から。そして煉屋の正面向かって右は「海鮮工房やまだ」。さらに左は……。 (写真の引用元 HBCニュース)

鎮火直後の煉屋には救助工作車と滝川署のJ31ティアナ捜査用覆面が停まっている。え、ナニを捜査するんだ……?ナニって当然、事件性の有無だ。つまり「楽しい煉屋」に対する怨恨の線の捜査。すなわち放火行為の有無の確認である。

捜査覆面で火災現場に刑事がヒョッコリ来るのは当たり前。事件性の有り無し、初動捜査のメソッドくらい学んどけ。ういっす。白々しい。

焼肉おいしい。底辺の五感に訴えるのはいつでもラーメンとか焼肉など俗物的な食い物なのだ。ヤンキーの成り上がり(笑)

んで、開放された当該店舗の大きな扉の奥には、焼け落ちた屋根と思われる瓦礫の山が消防用のLED照明に照らし出され、生々しく映る。

火は実に6時間後に鎮火。筆者が寝ている間中、くすぶりながらもずっと燃えていたのだろう。

※余談だが、本件火災の2か月後、2016年の1月1日に起きた滝川郵便局裏の一般住宅における焼死火災にて、火災鎮圧後に再び煙が上がるという不完全消火の不祥事を滝川消防自身も起こしている。

そして、北海道新聞2015年10月26日版(空知地方版)の紙面でも、その凄まじいまでの炎上が報じられていたので記事と写真を引用させていただいた。同記事には猛烈に炎を噴き上げる恐ろしい『楽しい煉屋』の店舗建物と、それに立ち向かい今まさに消火活動をしている滝川消防署員らの写真が。

ネットスラングの”炎上”も定着して久しい。しかし言わずもがな、本来炎上という言葉が正しく使われるべき例は、暴言で綴られた不謹慎な中傷ブログに端を発する自爆ではなく、建物などの火災である。

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記事の出典 北海道新聞2015年10月26日版(空知地方版) 誌面より著作権法に則り引用した。なお、燃えさかる当該店舗とその手前の電柱の間に注目。

悔しい。これを自分自身で撮りたかった。最高のSCOOP!になったはずだ。福山雅治か。ナイトクローラーだろ。火災現場にカメラを持って毎回現われる……。

いや、それはもう放火魔だ(笑)

なお同記事によると、当該店舗から出火した火は棟続きの隣の倉庫まで延焼し、店舗および、倉庫が全焼したという。

火災における延焼は恐ろしいとしか言いようがない。

狭い範囲に何十件もの店が犇めくこの辺りで大きな火災など起きれば、広範囲な延焼をも招く可能性があった。

かつて滝川市内で起きた全半焼36棟の被害を出し、災害救助法の適用を受けた「黄金町大火」を想起させる。

すぐ右側には「海鮮工房やまだ」所有の二階建てプレハブ型倉庫が所在している。

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引用元 HBCニュース

焼肉店 午後10時すぎ閉店 出火当時 誰もいない

典拠元 HBCニュース

誰もいないのに無人の店舗で発火し、全焼してしまったのだ。

そして『失火と放火(不審火)の両面で捜査をしている』という、お馴染みの警察発表のフレーズを報道で聞かなかったのは意外だ。

2019年、滝川市内で発生した建物火災の報道では、まさにこのフレーズを聞いたので、このフレーズ自体は死んではいないのだなと妙に感慨深いものを感じた。

滝川市三楽街のビルで火災。失火と不審火の両面で捜査を開始

現場で実際に見た全焼後の様子

実際に「楽しい煉屋」付近で写真撮影。

現場その1

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日曜日の昼過ぎに当該店舗の前を通ると、消防車が一台と、覆面が店の横に停車していた。

隣の魚屋の敷地内の駐車場で刑事と消防からグルリと取り囲まれて事情聴取を受けている者数名。火災は悲惨だ。

現場の交通規制はすでに解除されていた。

さて、実際に現場で全焼した当該店舗というか、倉庫を見る。

正面から見ると全体が残っているような印象も受けるが、側面から見ると屋根はすっぽりと抜け落ちていることに息をのむ。

これでは全焼というよりは崩壊といったほうが表現として適切かなと、崩れ落ちた煉瓦を見てそう思う。

店舗はとくに後ろ側が完全に崩壊。特徴的なレンガ造りの店舗建物はガワを残して屋根が抜け落ち、煉瓦は四散という酷い有様。大口を開いたままになった店の中央の扉。

その奥に見えるのは、焼け落ちた屋根の残骸、そして薄ら寒く白けた10月の空だけ。

このうすら寒い空の白色だけは実に感慨深い。煉瓦倉庫の横の小屋は煉瓦外壁ではないので後付けの食材倉庫か何かだろうか。

小屋の屋根の一部は真っ黒になっているものの、屋根はほぼ残っており、また灯油タンクは焼損せず。

その手前の青いゴミ箱も残っている。

現場その2

店舗裏から。すでに現場の混乱は収拾し、警察も消防も電線復旧の北海電工もいない。

そこに在るのは、変わり果てた姿のレンガ倉庫。そしてそれをスマホのカメラレンズ越しに公道上から見つめる筆者。renya0005
こちらは当該店舗に隣接する”倉庫”の様子。火災の激しさを伺わせる。煉瓦は燃えないというのが一般論だ。

見てのとおり、崩れてはいるが、煉瓦は燃えていないように見える。

煉瓦の詳しい耐火性能については筆者も知識不足であるが、一般的に煉瓦は良好な耐火性能を有していることは広く知られている。renya00003
こちらも公道上から撮影した店舗裏の様子。なんと、公道上からの撮影である。しつこい(笑)一体この店で何が起きたのだろうか。

なぜ突然火が出たのか。

煉瓦の外壁にのしかかる、ひしゃげたモノは金属製の屋根の残骸か。日本の一般住宅の火災現場に比べると、奇異に映る。まるで内戦続くシリアの住宅がアサド政権に空爆を受けたかのような悲惨な光景だ。

「楽しい煉屋」は一世紀の歴史を持つ滝川の”おじいちゃん倉庫”だった

さて、ここで主に申し述べたいのは、当該店舗「楽しい煉屋」が入っていたレンガ倉庫の歴史的希少性およびその価値、また当時の時代的な背景に関する考察である。失われる前のこのレンガ倉庫の歴史は特筆に値する。

実はこのレンガ倉庫、明治末年に建てられた大変古い歴史を持つといういわゆる”歴史的建造物”であったのだ。

とは言え、国や道に指定されてはおらず、あくまで民間資産の単なる古い物件という位置づけであった。

一方で、1888年(明治21年)に建てられ、国の重要文化財にも指定されている有名な「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」も実は1909年(明治42年)に一度、札幌大火による火災で屋根や建物内部が消失している。

ただ、こちらは奇跡的に外壁のレンガは残り、2年かけて復元されている。やはり煉瓦は火災に強い。

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画像の引用元 Google Earth

 

宇宙空間から撮影された楽しい煉屋(全焼前)の様子である。画像中央の銀色の屋根の匚の字型の建造物が当該店舗。公道上からの撮影よりわかりやすいな(笑)

上空からの写真で見ると、「店舗」と、別会社が所有する隣の「倉庫」とは棟続きだということがわかる。

しかし、報道によれば、別の建物。

この別会社物件の倉庫を含めると、当該建造物はかなりの大きさ。

これが今回の失火により、全焼してしまったという。

さて、元々今から100年ほど前の滝川駅は、全焼したこのレンガ倉庫の裏に所在していた。現在の滝川駅よりも1キロほど北であろうか。

交通のかなめには昔っから倉庫がつきもので、当時この石造りの倉庫には米や醤油などが蓄えられていたという。

当時の滝川の歴史は筆者も研究中であり、文献や資料をよく調べているが、勉強不足である。

著作権法における典拠元の明示(出所明示義務)
http://azusan36.blog40.fc2.com/blog-entry-1831.html

そして……北海道新聞の記事でも報じられている通り、なんとこの「当該店舗」の北隣は現・滝川市長の邸宅だったのだ。

後半へ続く。って、ちびまる子ちゃんか。永沢君の火事みたいに言うんじゃない。

「楽しい煉屋の北隣り」に滝川市長宅が所在

北海道新聞の報道によれば、『楽しい煉屋』の北隣には滝川市長宅が所在。

当局が当該店舗前の道路を連昼連夜覆面パトカーを走らせ、警戒していた理由はそこにあるのだろうか(何の断定もしていない)。市政の要(かなめ)をやられては……。

当局の警戒が日ごろ厳なれば、付近で飲酒運転なども起きないのかもしれない(何の断定もしていない)。

もし、火災が起きても初期の段階で即座に発見されるだろう(何の断定もしていない)。

住民が安心して暮らせる、安全な地域に違いなかったであろう。だがしかし、現実は違った(断定)。

だがしと言えば、楽しい煉屋の近所にかつて所在した駄菓子屋の黒ちゃん。黒ちゃんもまた、大きな事件を引き起こしてしまった。

しかし、黒ちゃんだけはどんな不祥事を起こそうとも、夏の日の輝くラムネビンのごとく綺麗な僕らの思い出、優しかったおばさんの笑顔まで黒く汚れることは、決してない。

そして、周辺住民が恐怖におののいたのは10月25日午前一時前。

HBCニュースによれば「楽しい煉屋」の火災通報装置が作動し通報が入ったという。

すぐに消火活動が開始されたものの、すでに火は”レンガ造一部木造平屋”の店舗建物、約800平方メートルを飲み込んでいた。

店舗前こそ大きなT字路で開けているが、店舗裏は道路を一本挟み、住宅が10軒以上整然と立ち並ぶ。

燃えさかる火の海の中で燃料やガスボンベなのか、何かが何度も弾け、その爆発音が怖かったという付近の人の声も。

ショートした電線は送電機能を失い、三楽街の多くの店舗に停電をも発生させ、付近一帯はブラックアウト。

冒頭で引用させていただいた北海道新聞の記事を見ると、あの燃えさかる炎の様子は午前2時10分ごろに撮影されたものだ。

そして、火災は6時間後に鎮圧(鎮火)された。100年の時を刻んだ歴史的「レンガ倉庫」は6時間の業火に晒され、見るも無残な姿に。

昨日まで平常営業していたはずの店舗が。

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「楽しい煉屋」が失火全焼

写真は当然、店舗敷地外の公道からの撮影であるが、随分と離れたこの場所からでも、燻った臭いがした。

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「楽しい煉屋」が失火全焼

店舗左隣の「別会社所有の倉庫」の様子を公道上から撮影した。この写真は重機による解体が進んだ直後のもの。

倉庫の中には重機が格納されていたようで、それもまる焦げになっていたが、すでに撤去されたようだ。

倉庫については道新で報じられている通り、同店舗運営会社ではなく店舗向かいの別会社が所有するものだったという。

火事はときに他人の所有物まで奪うのか。恐ろしい。

「楽しい煉屋」が失火全焼

「楽しい煉屋」が失火全焼

こちらは「楽しい煉屋」の後ろを、公道上から撮った写真。

不自然にセメントでふちどりされた部分は、出入り口のドア部分。後付けだろうか。

この「レンガ倉庫」に足を踏み入れたことは一度たりともないので、店舗内のホールの間取りなど今となってはまるでわからない。

ただ、奥に見える美しく幾何学的な模様が出るように整然と並べられた煉瓦を見ると、当時の人夫らの苦労が伝わってくるようだ。

この倉庫が明治時代に何人の職人や日雇いニンプさんを現場代理人が蹴り飛ばし、殴り倒し、何百日目で完成させたのだろうか。

いやいや、現代の使い捨てハケン時代じゃあるまいし、それはないだろう。

当時は当然ながら重機もなく、レンガを一つひとつ手作業かつ、ヤッスイ賃金で積んでいったのだろう。

いずれにせよ、三途の川の石積みよろしく、重労働は本当にご苦労なことだっただろう。

まあ、筆者のあずかり知るところではない。

この「レンガ倉庫」は、100年もの長い年月の間、滝川の街の発展や、どれほど多くの行き交う人々や出来事を見てきただろうか。倉庫の外も、中の事も。やるせない。

 

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それにしても、「北隣り」は壁が黒くすすけているが、奇跡的に無傷。火が市長の家に燃え移らなかったのはまさに奇跡だ。

いや、奇跡などではなく滝川消防の隊員らとキャフス(Compressed Air Foam System)を積んだ滝川タンク2の活躍のおかげと言えなくもないのでは。

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この煉瓦というか瓦礫の山は空知興産の産廃用大型トラックが処理のために運び出していた。

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すでに隣接する倉庫の取り壊しは行われていたが、一週間後の10月31日、焼け崩れたままになっていた店舗建物もついに解体、すべて取り壊された。

横にドヤ顔で鎮座するは文明の利器たるパワーショベル。

人夫さんが積み上げた煉瓦と100年の歴史が、失火で燃え尽きるまで、わずか数時間……。道庁の赤レンガみたいに少し燃えた低度なら復旧も出来た。しかし、全焼してしまっては。

民法における失火ノ責任ニ関スル法律と賠償責任

広辞苑によれば「失火」とは「過って火災を起すこと。また、その火災」とある。今回の火災は第三者の放火で捜査しているという報道は一切ない。

すなわちただちに過ちの火災、つまり失火と断定した滝川警察の捜査能力および、滝川消防の調査能力の高さをあらためて感じる。

そして失火に関する法律である。

専門の職業でもない限り、なかなか火災に関係する法律について知る機会はないと思う。

筆者もファイナンシャルプランナーの資格試験で勉強した次第だが、民法にもしっかりと失火の規定が。

その名も「失火ノ責任ニ関スル法律」、通称・失火責任法という法律である。

成立は木造家屋が多い日本の住宅事情から、明治時代にまで遡る。

現在、日本国内では年間5万件の火災が発生し、そのうち、失火による火災は全体の66.4%たる3万3千件余りだという。

一般論では過失の度合には軽過失と重過失の2種類があるが、この失火法では例え隣を失火で全焼させたとしても、故意や重過失でない限りは失火者に法的責任がない。

つまり燃やされてしまった隣家などは賠償請求できないことが明記されている。

ただ、重過失でなくとも債務不履行に基づく民事損害賠償は通常通り請求できるという。

例えば、借りている建物を全焼させてしまった場合は大家に建物代などを弁償しなければならない。

もちろん、何をもって軽・重過失とするかは個々の失火による火災の例や、警察の判断であり、我々が関知や判断する立場にない。

だからこそ、このようなもらい火事による泣き寝入りを防ぐためには、火災保険に加入するというのが一般論だ。

もっとも「失火法」は民事上の賠償責任を明確にするための民法であり、刑事罰を定めた刑法の「放火及び失火の罪」とは異なる。

そのため、失火であっても刑事責任自体は問われ、書類送検される例もある。

なお、法律に関してはあくまで一般論であり、個別のケースで異なるため、個別の店舗および個別の法人に対して述べたものでは一切ないことをここに明記する。

参考として以下に弁護士の見解を引用させていただいた。

不注意で火事を引き起こした場合も、罪に問われます。 不注意の程度が軽いか重いかは、普通の人であれば当然払うべき注意を著しく怠ること、すなわち、ほんのわずかな注意を払えば火災の結果を予見し、結果の発生を回避できるのに、そのわずかな注意さえも払わない場合を「重大な過失」、それ以外を軽い過失として区別し、個別の事案ごとに判断していきます。

引用元 「シェアしたくなる法律相談所」における好川 久治 弁護士の解説
https://lmedia.jp/2015/03/01/61522/

ということだ。一般的に火災保険の調査は保険会社の下請けの調査会社が行うが、火災保険に限らず、自動車保険(とくに車両保険など)、あるいはがん保険でも、生命保険でもそうであるように、保険会社は保険金を払いたくないので原因が明らかにならない場合は契約者に因果を含め、不払いにされることが多いことが社会問題になっている。

あろうことか、保険契約者の放火を疑って支払いを拒否する『故意免責』にされる場合もある。

保険会社を相手に何件も不払いの保険金請求の民事裁判が非常に多く起こされている。個別のケースによっては裁判所に放火を認定され、”藪をつついて蛇を出した”ケースもある。

参考事例 刑事事件化前に放火認定 兵庫の民家火災
http://mainichi.jp/articles/20160915/k00/00m/040/161000c

焼肉店の火災原因に見られるダクト火災とは

なおこれも一般論であり、個別の店舗および法人に対して述べたものではないが、全国的に見ると普段から清掃されていない厚さ3センチの油塵(脂と埃の堆積物)が積もった汚ない無煙ロースターのダクト内部に、客の焼いた燃えた肉の欠片が吸いこまれて引火し、閉店後にじわじわと内部で延焼する「ダクト火災」が発生するケースが多いという。

これはとくに焼肉店火災に多く見られる出火原因だという。

通常、ダクトには油や発火を防ぐフィルターや防火ダンパーが作動しているが、定期的な清掃や内部点検は欠かせない。

素人の従業員では手に負えるはずもなく、定期のメンテナンスを怠ることで作動不良となり、結果的に火災を起こす場合がある。

この”ダクトの汚れ”はある人たちの琴線に触れてしまったようだ。

これを防ぐためにはやはり専門業者への清掃依頼が適切だという。

専門業者のサイトには以下のような説明があったので引用させていただいた。

ダクト火災は、飲食店の中でもとりわけ焼肉店にとっては大変なリスクなのです。

引用元
http://www.satobankin.co.jp/about/

ただあくまで一般論であり、全国的に見られる焼肉店の火災原因の一例としてのダクト火災を述べたに過ぎず、本件火災や個別の店舗等についてダクト火災であるなどと当方は一切言っていないことを文頭に次いで再度明記する。もういいって(笑)

慢心は禁物!楽しい煉屋を教訓として火災の安全管理に万全を

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楽しい煉屋と滝消のコラボ。

月曜日、隣の山田水産へ。筆者は山田水産店員に昨日の火災について訪ね、見舞う。

それは筆者だけではなかった。来る客来る客が、山田水産を見舞う言葉をかけていたのが印象的だった。飛び火しなくて幸いだった。失火責任法が……もういいって(笑)

買い物直後、山田水産の駐車場側から一枚の記録写真を撮った。滝川消防署警防課火災原因調査担当が乗ってきた調査車も今となっては何の調査なんだ月三万円。

なお、滝川消防署は現庁舎の耐震化がネックとなり、2017年夏、國學院短大の道路挟んで向かいに新規移転・新装オープン。

そうなると現庁舎の存続の可否と、市内中心部における今後の消防活動への影響も気になるところだ。

まあ、消防署が近かろうが遠かろうが、全焼するときは全焼するってことは今回の楽しい煉屋の全焼でよく分かったわ。

楽しい煉屋の火災まとめ 

とまあ、冬目前にして突如、明治時代の貴重な歴史的石造建築物が失火で焼失し、滝川の街の発展を100年という長きに渡り見てきたであろう石蔵が、失火により壮絶な最期を遂げたという出来事をまとめた。

  1. 本件火災は”失火”であった
  2. 出火当時、店内は無人だった。
  3. 火災は6時間後に鎮火した。
  4. 当該店舗と隣接する他社物件の倉庫も全焼した。
  5. 当該店舗の北隣は滝川市長宅であった。
  6. この店舗が利用していた石蔵は1世紀という長い歴史があった。
  7. 失火で全焼した当該建物および、隣接の倉庫は取り壊され現存せず。
  8. この火災を対岸の火事とはせず、他山の石として、防火管理の徹底に努める。

石蔵の運命のその悲しさ、そして図らずも火事を起こしてしまう我々人間の業の深きは言葉に言い表せない。

糸魚川市の百五十軒が焼けた大規模火災に言及する

さて、古い建物がやられてしまった火災と言えば、2016年12月に発生した糸魚川市の百五十軒が焼けた火災も悲惨だった。

失火元のラーメン屋「上海軒」は鍋の空炊きをして外出。その結果、火は次々に近隣へ類焼し最終的には百五十軒が全焼。

人死にはでなかったが、飼い猫や飼い犬を殺された住民は失火者に対してどんな気持ちだろうか。書くまでもないだろう。

それを恐れたのか、この店主は火災直後、卑怯にも雲隠れ。

今後の書類送検のため当人の居所くらい警察は把握済みなのだろうが。

(笑)

これ、店主が出した失火のお詫び。テンプレ丸出しのお詫びで謝罪という舐めた態度をとりつつの雲隠れの後、店主は警察に書類送検されたとの報道があった(笑)

さて、我々はいかにしてこのような恐ろしい火災と向き合い、どう対策していくべきなのか改めて基本をおさらいしておきたい。

皆さんはご家庭や職場には消火器や消火用具を設置しているだろうか。

消防到着まで自分で初期消火に努めるのは失火者の義務でもある。保険会社や調査会社から出火した時間帯、出火箇所、保険契約の期間や時期、財産の価値などを根掘り葉掘り聞かれて消防署の出した書類との顛末の矛盾点を突き詰められるのは想像するのも嫌なものだ。税務署と保険会社は警察より嫌い。

もちろん矛盾が無ければ何も困ることはないのだが、前述のとおり、保険会社は保険金を払いたくない。そのためには揚げ足を取って、失火者の因果を含める。

火災においてその後の命運を分けるのは初期消火。いかに自分で早く気付き、自分で火を消すかで勝敗は決まる。まずはその「気付き」であるが、やはり火災警報器の有効性は高い。

現在、火災警報器の設置は義務になっているので、各家庭でも以前に比べて普及がすすんでいるだろう。一方で、初期消火の実行手段である消火器は戸建て住宅の場合、未だ義務化されていない。

義務でなければ置かなくてもよいということは決してない。繰り返しになるが、初期消火がその後の命運を分ける。

そして初期消火を確実に行えるのは予め近くに設置している認可された正常作動する消火器だけだ。

筆者が現在自宅に設置している消火器は人体に安全な食品添加物成分が主体の液体タイプの消火器だ。それに加えて二酸化炭素式スプレー消火器具も設置している。

現在主流の消火器は畜圧式と呼ばれるもので破裂事故が起きないタイプだが、旧式の加圧式は使う際に一気にガス圧をかけるために古いものだと破裂事故が多かった。畜圧式は予めボンベ全体に圧力がかかっており、ボンベに損傷があっても圧力が逃げるだけなので破裂はしない。そのため、イザというときに使えなくては困るのでボンベ内の内圧を確認するためのメーターが備わっていることが畜圧式消火器最大の特徴だ。常にメーターの針が適正な値を指しているかチェックを怠らないことが重要だ。

普段からこのような消火器具や火災警報器などをチェックしておき、今後より一層防災意識を高めて生きていこうと思う。

ある人が2015年の10月に火事というかものすごい失火起こした時に筆者も実はホーマックで新たに買ったのだ(笑)。この火災をテレビのニュースで観たとき、思わず震えたからだ。リアル炎上って2ちゃんで言われて嗤われてたけど笑えねえよ怖くて……。

その後、彼は自身のブログで失火騒動を謝罪して「今後は自分が良い方向に変わっていくものと思っています」などと表明している。

ただ、彼の場合はその後に書類送検されたというニュースは出てないので、あれくらいの失火の不祥事をやっても法的責任は問われないんだなあと、妙に関心をしてしまったことも追記しておく。

なによりも、他人の生命財産を奪ってしまうような失火だけは御免こうむる。

どこぞのカラオケ店でワンオペでテンプラ上げさせられ、店長さんにカラの消火器を置かれ初期消火に失敗し、客を死なせて遺族に民事裁判で訴えられて会社と折半で今も遺族に2億円近く払わせられてる女性従業員の佐々木さんを思い出す。ワンオペテンプラ。

凄まじい人生だ。店長さんもな。底辺で働くとこうなるという警鐘みたいなもんだ。

だぁから関係ない話をするなって(笑)

この記事のせいで毎日毎日イライラしてるラーメン屋もいるんだから。

もし自分が佐々木さんみたいに奴隷みたいなうんこワンオペ従業員だった場合、気味の悪い店主に「テメエの寸胴の置き方が悪いから火が出たんだろ。俺はこの店の責任者だ。その俺がテメエに責任があるっつってんだ」などとファビョられて証拠ねつ造されて因果を含められたらたまったものじゃないなあ。つってんだぁ。つってんだぁ。金のネックレス首から下げてつってんだあ。

正直な人間なら責任などないのに本当に責任を感じて自殺してしまうかもしれない。そして本当に悪い人間は責任もとらず、自殺などせず、平気な顔で外面だけよく生きていくのである。

次のバイトもチラシで募集すればいいだけなのだろうか。なるべく逃げないように「店入ったばっかで辞めますっておかしいだろ。辞めたらテメエと親を訴えるからな」そう高校生を脅迫するのだろうか。そして結局辞められて「バイトがすぐ辞めるんです」って社長にメールで泣きついてりゃ世話ないわな(笑)あ、退職代行サービス使えば警察も自衛隊もブラックも簡単に辞められますよ(笑)

どこぞの女性議員が自分の秘書に身体を揶揄する暴言吐いて中傷し、書類送検された事件ではないが、やっぱり役に立つのは消火器よりもポケットの中のスマホの録音機能なのかもしれない。

あ、火事の記事だった・・・。