7月22日、砂川市議が酒気帯びの状態で自動車を運転し事故を起こし、そのまま逃走して逮捕された。逮捕されたのは、アフラックの保険代理業を営む共産党所属の現職・砂川市議である。
警察の調べによると、当該市議は自宅で酒を飲んだ後、「酒を買うために」近所のコンビニへ車で向かったという。自宅からわずか200メートル先の国道12号沿いで電柱に衝突し、そのまま車両を放置して自宅に戻った。
翌朝、同僚議員と警察官が市議宅を訪問したが、何度呼びかけても応答がなかったため、やむなく大声を上げて中に入ったところ、本人は居間で鼾をかいて眠っていたという。居間のテーブルには、ビールの空き缶が10本以上転がっていたとのことである。これは、元市議で知人の土田氏がインタビューで語っている。
知人の土田・元砂川市議によれば、直後に同僚の議員らと警察官らによって飲酒運転議員は事故現場まで連れていかれたという。(画像引用元:ANN)
皮肉なことに、容疑者が向かっていた24時間営業のコンビニのすぐ隣には、旧・交番(現在は連絡所)が存在する。その上、交通機動隊砂川分駐が廃止されて以降、その周辺では、ほぼ毎晩、交通機動隊や砂川署の交通課が赤信号無視の取り締まり(いわゆる赤ブッチ狩り)を展開している。表通りは監視されているかと思いきや、実際は裏道でプリウスがこっそり捕まっているあたり、エコカーで税金を浮かせて違反金を警察に納めるという循環は、もはや喜劇としか言いようがない(笑)
結局、件の市議は「借り物の看板」である保険会社の信用に自ら泥を塗った結果、自宅から看板はすぐに取り外された。ブランドを背負う資格がなかったということであろう。
なお、砂川市議会議員の年平均報酬は531万5370円。今回の罰金額53万円は、その報酬の10分の1に相当する。もちろん、実際の課税所得は公表されていないが、530万円ももらってこのザマでは、市民も呆れるばかりだろう。
思えば、共産党といえば、自衛隊を揶揄するような文章をブログに綴り、辺野古問題に絡めたテンプレ的主張を述べるだけで議席を得られるという風潮もあった。もっとも、彼にはブログも活動記録も見当たらなかった。結局、何をしていたのか誰もよくわかっていない。共産党所属との肩書きはあるものの、存在感も責任感も希薄である。
今回の件でふと思ったが、私も立候補してみようか。
9月18 日 市議を事故後に通報のうえで警察官臨場まで「監視」していた高校生に砂川署が感謝状贈呈
プレス空知によれば、飲酒運転市議は事故現場近所に住む高校生に通報された上で、砂川署員の臨場まで逃げないように監視されていたという。
高校生は「深夜、ゲームをしていたら外で大きな音がしたので見に行ったら車が街路樹にぶつかっていた」「運転手は酒臭かった。自分も部活の後輩を失ったので飲酒運転は許せない」と語る。
後輩とは先のひき逃げ事件での被害者の高校生の事だろうか。砂川署は9月、この高校生の一連の行為に対して感謝状を贈呈した。
前述したとおり、この市議は車を置いて現場を立ち去って自宅へ逃げ帰り、朝7時に警察と知人の議員が来るまで騒ぎをよそに高鼾をかいて寝ていたと報じられている。