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谷越と古味らに被害者が殺された事故現場の砂川市の交差点近くでは今も花が手向け(たむけ)られていていた。

砂川市・飲酒ひき逃げ死亡事件まとめ

この交差点はちょうど「こどもの国」へ向かうためのルートでもあり、小学生のころはよく連れて行ってもらったが、当時国道12号の交通戦争や空知のこんな近所に半グレ(チンピラ)がいるなんて考えもしなかった。

ただでさえ、警察の取締りの何が憎いのか日常の取締りに対して、一方的に「暇人」「いじめ」などとヘイトする人もいる。しかも、わざわざ取り締まり中の写真を撮ってまでして。警察の交通取り締まりにそんなことをいう人間がいるとは、小樽ドリビ飲酒運転の被害者もさぞや無念だろう。

クローズアップ現代では飲酒運転のボクメツに取り組む本州の飲食店、そして警察の取り組みを紹介していたが、同番組は飲酒運転そのものの問題だけでは済まない、もっと根深い問題があると言いたげだった。

事件を引き起こした当事者の両容疑者。常連の容疑者に酒を提供した某店。日常的な飲酒運転を知っていたであろう谷越の家族。事前に容疑者の危険な運転を住民が目撃しつつ、一件も砂川警察署へ通報が無かった事実。

それにしても砂川近辺の半グレの多さにも閉口する。公道とは限らない。砂川では過去に交通トラブルで土木作業員の親子がツルハシで一般車両を襲った事件や、ホテル経営のババアが落雪のトラブルから隣家に重機で突撃した事件も起きている。え、それ半グレなの?

なお、プレス空知2015年6月17日付では、砂川警察署長の話として「現在、砂川市内には約10名ほどの反社会勢力(いわゆるヤクザ)の人物が依然として存在している」と報じられていた。

砂川市のみならず、空知管内には今回逮捕された二人の容疑者のような人間が潜在的にもっと多くいるのではないだろうか。

そんな人間たちが何食わぬ顔で手配師をしていたり、一人親方だったり、飲食店や土木会社を経営しているというのもチョット恐ろしい。「なんでこいつ、この程度の規模の会社やっててレクサスや210系クラウンなんか乗れるんだ?」と思うことも間々ある。いや、そら、リース契約、経費、借金ダルマなんだろうけど。

そんなブラック会社で働いたら、会社受け取りの保険かけられて店や寮に放火されたり、車や食い物に何かをシカケられて殺されそうだ。

ちなみにコレ、実際にあった事件で「夕張保険金放火殺人」であるが、放火を指示した犯人の炭鉱作業員手配業(個人経営のハケン屋みたいなもの)の社長夫婦はともに死刑。警察が放火を見抜けず、失火扱いにして火災保険と「会社受け取りの従業員死亡保険金」が満額支払われたという、げに恐ろしき事件である。なお、夫婦に指示されて火をつけた共犯で手下の従業員が「今度は自分が焼殺される」と恐れて逃げ、警察に半ば保護を求める形で自首したことで事件が発覚。

元々、空知は炭鉱街だ。個別の街を特定して言うわけではないが、今は大夕張ダムの底に沈んだものの、帝愛グループや蟹工船のようなリアルがつい最近までそこにあったのだ。脅迫で従業員を支配し逃げないようにして。苦行あるとこ、ヤクザがつきもので。ダムの底の蟹工船ってところか。

だが、炭鉱の閉鎖で空知一帯が没落し、やくざもうま味が無いとほとんどが逃げ出していったのだろうが、残ったのが次世代である谷越や古味のごとき半グレたちだ。

ちなみに先日、妻とケンカして失踪して自殺した前代未聞の静岡県警刑事部長も夕張出身で親が炭坑夫だったそうで、閉山に伴い、静岡に移住したという詳細なプロフが県警公式サイトに載っていた。刑事部長のプロフなんて誰が興味あるんだろう。

福岡の修羅は、没落した元炭鉱街の空知にとっては遠い異国の出来事ではない、といったところかもしれない。「会社受け取りの従業員死亡保険金(契約によっては業務外での事故も対象)」・・・ソレがリアルで存在するということにぞっとする。

そして、考えてみるとホームレスかき集めて原発で放射能ふきふき使い捨て作業員さんチームにしてるのを見るとかつての炭坑夫みたいだな。なんだ、放射能ふきふき使い捨て作業員さんチームって。最近は内情が日本人にばれちゃったもんだから、ベトナム人実習生を騙して福島第一で働かせてるみたいね。